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2003年11月30日

晩秋に

私事で大変大変恐縮ですが、今日はMy Brotherの結婚式でした。
会場は半蔵門にある東条インペリアルパレス(リンクする程の処か?)。窓越しに晩秋の皇居を臨むなかなかのロケーション。あいにくの天候だったけど、雨に濡れる紅葉もそれはそれで風情がありますね。

まずは久々の逢う親戚一同。いつの間にかみんなお歳を召さてますね。当然自分もそうなんだけど、特に幼少に遊んだイトコ連中が大人になった姿ってのは、ちょっと複雑な感動があるものです。

そして、挙式、披露宴から窺う弟の姿を見ていて、彼が随分と大きくなった感じがしたのです。なんだかんだいって、自分の弟という域を越えなかった節もあった。その弟が、いざ、ある社会性(?)を帯びた姿を目の当たりにすると“彼奴ももう大人よのう…”と、感慨深いものを覚えるのです。現在ぼくの携帯の待ち受け画面には、“大人は判ってくれない”という座右の銘が設定されているけど、そんな事を言ってヘラヘラ過ごしてる場合ではないですね…?!ま、いっか(^^ゞ

あとちょっと新鮮だったのはBGMの効果。新婦の希望で、松任谷由実の「アニヴァーサリー」(名曲!)を流していたのだが、これが以外と馴染んでいてジーンときた。ブライダル等でベタベタな曲を流すのは、甚だこそばゆくて自分はシラけると思っていた。でもこれは雰囲気に因るのですね。多分曲自体が良いというのもあるんだろうけど、状況とそれを飾るものの相乗効果とでも言いましょうか。改めて思いましたが、音楽の効果ってすごいですよね〜。ぼくもそれを担えるくらいの名曲をつくりたいものですわ。

…そんなことも考えながら見入ってしまいましたが、終始とてもいい式でありました。弟もお嫁さんもいい笑顔。心からおめでとうと言いたい。いつまでも楽しくお幸せに。

余談ですが、弟が希望したBGMはCharの曲だったそうです。しかし式場のコーディネーターに「いやぁ…それはちょっと…」と却下されたそうです。(苦笑)

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2003年11月28日

20年目の「戦メリ」

20031128_01.jpg仕事中、ラヂオ(J-WAVE)から聴こえてきたある曲。それは映画「戦場のメリークリスマス」のテーマ曲『Merry Christmas Mr.Lawrence』。20年前の坂本龍一の名作である。

これからクリスマスのシーズンだからかな〜と思って聴いてると、おや、ヴォーカル入り?しかも中途半端にソウルフルな甘〜い女性の声。しかも日本語!この曲のヴォーカル・ヴァージョンといったら、以前も紹介した通り、当然DAVID SYLVIANによる「Forbidden Colors(禁じられた色彩)」。でもこれは全然関係ないみたいですね。

これは女性ヒップホッパーAIのシングルに、カップリングとして収録されてるカヴァーだそうです。調べてみるとこんなことだそうです。

このAIのヴァージョンは、当時の音源のままをまるごと使っちゃってますね。
ぼくとしてはちょっと…なんですけど。いやいや、びっくりしました(^^;

ところで「戦メリ」、久々に観たいなぁ。

2003年11月23日

また行ってきたんです

以前も紹介したアウトレットですが、今日は「横浜ベイサイドマリーナ」へ買い物に行ってきました。

雰囲気は海浜幕張ガーデンウォークに似てますね。でも此処は店舗のスペースが若干ゆったりしてる感じかな。ベイサイドマリーナというだけあって、ボートが停泊してる海を臨むロケーションは気持ち良いですよ。

時期的には既にクリスマス仕様で、陽が落ちると館内のイルミネーションがとてもキレイ。海をイメージしたというブルーのツリーやサンタが何とも新鮮でした。それをバックに写真撮る方々に混じって、調子にのってぼくもパチリ。ブルー・サンタは少し寒そうだけど(笑)

此処へ行くなら、JRの“横浜フリーきっぷ”“シーサイドライン1日乗車券”なるものを利用して行くとちょっとお得。しかも、12/14までのレール&ショッピングキャンペーン中なら、クーポンブックが貰えて更にお得なショッピングも。少しでも割引率が加算されるのは嬉しいですね。ちりもつもれば…だし。

レストランも結構良かった。バラエティがあって、どこに入ればいいか迷うくらい。館内中央ではキャラメル・ポップコーンなんかが売っていて、そのメイプルの甘〜い香りにいつの間にか大行列。大人も子供もペットも並んでました。ぼくはその香りがホットケーキかと思って捜しちゃいましたが。

しかし、ここら辺はこのアウトレットパーク以外な〜んもないですね。新杉田からモノレールで鳥浜まで行くんだけど、この路線はモノレールも駅も無人。なんだか冷んやりしちゃいます。でもフリーきっぷで行けば、範囲内で乗降自由なわけだから、此処でさらっと物色した後、横浜や桜木町辺りをぶらつくのもいいですね。

今回は小物中心だけど、わりといい買い物が出来ました。やっぱり靴なんかはかなり格安です!そして勢いで買ってしまったものでも、この値段ならと気を許してしまうんですよ…。自宅で開けてびっくり!なんてこともあるかもしれない。ちょっと危険だけど、そういう買い物も楽しいですよね?!(^^;

今度はもっと大規模の、御殿場のアウトレットにも行ってみたいところです。
皆さんも是非々々!

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2003年11月22日

12月の僕はうさぎ

そろそろ12月の事を考えなくちゃならないっ。

ライブはイベントも含めて3本、しかもそれぞれに仕込みが必要だ。そして懸案のレコォディング!止っちゃいませんぜ、水面下で頑張っております。リハだミーティングだ録音だとスケジュールを埋めていくと…あら、仕事するヒマがないな(笑)

こんな風に毎年毎年繰り返す、この師走の忙しなさ(しわすのせわしなさ・早口言葉)も、ある意味幸せということなんだろう。やるべき事があり、会うべき人がいる。しかし忙しすぎて木蔭から弓矢で狙われているような強迫観念に襲われるぞ…走れ…走れ…

マイケルジャクソンが捕まりそうだったので、思いつきで図書館に(すっかりご用達)彼のCD借りにいく。よくよく考えたらマイケルのCDって1枚も持ってなかった。じっくり聴こう。物色ついでにマドンナの「True Blue」を借りた。高校生の時の体育祭・応援合戦で「Open Your Heart」を踊った事を思い出した…

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2003年11月19日

プレゼントとはいえ…

20031119.jpgまたしてもプレゼントのためのギター購入を任されました。これで何度目かしら?プレゼントとはいえ、ギターとなるとやっぱり自分も買いたくなりますよね。ま、購入するという行為は楽しいんですけど…(^^;)

さて今回は初心者向けのアコギ。使い勝手を考えてエレアコにしました。予算はだいぶ低めだけど、自分では決して手にしないモノで冒険してしまった。といってもちゃんとしてます。冒険したのはその

プレゼントされる方は、たまたま出たイベントで氷室京介に扮して歌ってから、スポットライトを浴びる快感を覚えてしまった呑み友達。どうやら新しい自分を見付けたらしい。でも、歌う事が楽しみになったなんて、素晴らしい事ですね。

というわけで、そんな彼に似合うであろう、写りこむ程ナルシスティックな赤紫色をセレクト。一応高級感はある。確かスタッフォードの安価なモデルだが、弦高が低くて弾き易い。それにたくさんのオマケ付き。弦、音叉、カポタスト、クロス、ミニアンプ、そしてストラップもを選ばせて頂いた。しかしこんなにオマケが付いてくるなんてお得だ。う〜ん、これってベスト・セレクトなんじゃないか?!

これが受け渡されるのは、どうやら今週の土曜日らしい。其処に居合わせたみんなの反応が楽しみなとこだ。しかし何よりも、プレゼントされた彼が、たっぷり弾き倒してくれればと望むばかりですね。いっそ、ケバケバしいメイクと共に、全身赤紫をポイントにコーディネートして、真夜中に弾き語って欲しい…!あとは御想像にお任せ致します(@_@)

だけどこのカラーリング、いくら変わった色目が好きなぼくでも、流石に選ぶかどうかは微妙なところ…キライじゃないけど(笑)

2003年11月12日

いってらっしゃいボイジャー号

先日、ネットニュースのトップに「ボイジャー1号、太陽系を離れた可能性」という記事が出ていたせいで、なんとなくその辺のことを検索して調べてみた。

関連著書としてお勧めされていた「惑星へ/カール・セーガン著」を図書館から借りてきて、ちょうど今読んでいるんだけど、これがなかなかに面白い。

すでに地球から遠く離れたボイジャーの故障に対して、手の届かない科学者達が工夫と発想の転換を重ねて(もちろん油をさしに行けるはずもないので、気温の差を利用して部品を膨張させて…とかとにかく発想が凄い)乗り越えていったり、惑星の引力を利用して加速させ、さらに遠くへビリヤードのように飛ばしてゆくスイング・バイという方法で惑星を渡り歩かせたりと、その有様を想像するだけでわくわくするような内容なんです。

しかし驚くのは、打ち上げられてからすでに25年、打ち上げ当初は5年の寿命とされていた機器を上手に使いながら、今なお観測を続けているという事実。限られた状況・機材をフルに使い、せっせと仕事をし続けるボイジャーに対して、開発した科学者達は「彼」を一人格として見なし、自分の子供のように語り掛けているのがなんとも胸を打ちます。

'89年に冥王星の調査を終えて通過した時、NASAの科学者達は最後の命令としてボイジャーを太陽に向かって振り向かせ、太陽系のファミリー写真を撮らせた。それは今まで人類が見たことのない、外からの太陽系の姿…(ああ、ロマン…うっとり)

そしてこれから先、ボイジャーは誰も肉眼では見たことない、太陽系外の景色を見つめながら、原子力電池が切れる2015年まで、遥か故郷の地球へ向けて微弱なメッセージを送信しながら旅を続けるのだと思うと、なんだか感動しませんかっ!?

この広い宇宙で偶然が重なって地球が誕生し、たまたま有機物が化学反応をおこし、たまたま海ができ、空気ができ、単細胞生物から多細胞へ、海から陸へ、サルからヒトへ…そして八王子の山奥のひねくれた大学生が改心してバンドを組みコングロが誕生する、と。いやあすごいなこれは。アミノ酸からコングロへの壮大なる偶然の旅!なんか僕らって宇宙規模?ま、そんな妄想が空きなのですが。

そして何百年か後、宇宙人に拾われたボイジャーが高い知能を持って地球を侵略しにくるとかいう話が、スタートレックにあったような。ダメじゃん、侵略しに来ちゃ!

《参考資料》
●宇宙探査機
http://www2.crl.go.jp/ka/TNPJP/nineplanets/spacecraft.html

●ヒトは宇宙でひとりぼっちか?
http://jvsc.jst.go.jp/universe/et/

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2003年11月09日

きっぱり言っていいものか?!

「BIG PINK」「JACKIN' BOX」のライヴを見に行く。
今回はかなりロックな企画だった。

両バンドとも、エッジの効いた野太いサウンド。ど真ん中にギュッと詰まっていてカッコ良かった。例えば、まるでストレートのバーボン一気呑み、そして30倍カリー、さらに激辛カルビスープの後、お口直しに杏仁豆腐とエスプレッソ。…なんじゃーこのメニュウは?!(ジーパン刑事調)単に好きな食べ物じゃん!ま、そのくらい濃かったって事ですよ(^^ゞ

しかしこんなメニュー食べたらどうなるか?きっとものすごい顔になるんだろうな〜。で、顔といえば、プレイしている両バンドのメンバーの表情もかなり豊かだった。
そう、“ロックは顔だ!”きっぱり!

自分の音楽(コングロ)に対して進化を促したいと切に考えている昨今、ロックぽさはぼくの中でひとつのキーワードとなっている。そしてだ。でもぼくがノリにノッテル時というのは、何故だか冷淡な表情になるらしい。やはりアグレッシヴな表情はウチの看板娘の特権ということで(笑)

そういえば会場に来てたあるお客さんに声をかけられました。「コングロさんですよね?いや〜、いつもつまんなそうにギター弾いてて、たま〜に笑うがいいっすね!そのスタイルずっと続けて下さい!」なんて言われました。
…微妙だ(+o+)

話しが混ぜこぜになりましたが、デカピン、ジャッキン、楽しいライヴでした。
そしてつくづく“ロックは顔だ!”

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2003年11月08日

朝崎郁恵を聴きに行こう

昨日、大田区は池上にある本門寺で行われた、朝崎郁恵のコンサートに参って来ました。朝崎郁恵とは誰ゾ!?と言う方はこちらをご覧になっていただくとしましょう。

今回のコンサートはゲストが沢山。ダンサーに三線奏者、ゴンチチのチチ松村氏、そして元PINKのヴォーカリスト、はたまたニュースステーションのOPのコーラスなんかもやっている福岡ユタカ氏も出演するとのことだったので、非常に楽しみにしていた。


会場はお寺の本堂。入り口で靴を脱がされて、スリッパに履き替えると建物の中は絨毯敷き!なかなか裕福なお寺のようですな〜本堂といっても、コンクリート製のしっかりしたつくりの大空間で、毎日焚き続けられているであろうお香の香りが、そこいら中から香ってきてなかなかの雰囲気。真中にしつらえられた本尊は、仏像美術によくある華美な装飾の一切無い素空間に、これまた木彫りそのままの仏像が5体ほど安置されいるだけの簡素な美しさ。その前に組まれたテージにはピアノ、輪太鼓、そして福岡氏が使うであろうヴォイスパフォーマンス用の小さな卓も用意されていた。

最初は彼女の出身・奄美の浜あそびの男女混合の踊りから始まり、さんざんじらされて朝崎郁恵登場!彼女の声色はなんとも不思議で琴線に響くものがある。ノドの奥でコロコロと転がすような独特のコブシと、ちょっと舌足らずな発音が、すんごく耳に残るのである。
耳ざわりがブルガリアンヴォイスに近い感触かな。そういえば、同じ奄美出身の歌い手とえば「元ちとせ」も同じ歌い方の基礎って感じだすね。

暗い本堂を様々に照らすライト、良く響く彼女の歌声、ほんのり香るお香の三つ巴攻撃にすっかり気持ちよくなって来ました。チチ松村氏のギター一本で歌ったり、福岡氏のエフェクトかけまくり!のコーラスと合わせたりと色々冒険してました。

「今日は私の孫が聴きに来ています。」とMCで言っていたので驚いた。自分のおばあちゃんがこんなに素敵な歌唄いだったらさぞかし嬉しいだろうなぁ。僕もその歳になっても、鼻歌でもいいから歌っていたいねぇ。いやがる孫に無理矢理CURVEのスキャットとか練習させたいぞ。ハモれるまでメシ抜きじゃ!とか言いながら。とぅーるるっ♪

帰り道、お寺の上にもうすぐ満月の月がぽっかりと。

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2003年11月07日

やっぱり曲じゃなくちゃね

友達バンドである「BAN☆T'S」「Public Pure Pieces(P.P.P.)」のライヴを見に行った。どちらも久々のライヴなので非常に楽しみにしていたのである。


さてBAN☆T'S。彼女達はまだ音源が無いらしいので、とにかくライヴで曲を堪能しなくては!それもそのはず、BAN☆T'Sは楽曲自体がいいと思うのだ。だから自然と入り込めるのです。これとても大事ですね。音楽をやってる以上、何があってもやっぱりなのです。それに前回よりも骨太サウンドになっていてガツン!

それにしても彼女達の濃厚なキャラ。しかも今回は“OL プレイ”スタイル!やはり女性がステージに立つとがあるよな〜。まんまとやられました(^^;)


P.P.P.に至っては約半年くらいステージが御無沙汰だったらしく、とっても解き放たれた感じが伝わってきました。今回は元Questions?のドラマー文ちゃんを迎え、歌の世界観を紡ぐような高密度なサウンド。フロントマンである石山君の、前回ソロ・ライヴに於ける曲のエッセンスがバンドにも作用して、小気味良く化学反応を起こしていたみたいです。なんつーか、めくるめく音像空間にすっかりハルマキ状態。

しかし、メンバー全員フードを被っていたので、どうみてもピッキ●グ犯ス●ーカー?!あやしすぎる(笑)それに暑かったろうに…(+_+)


そんなわけで、今回は“楽曲”という観点に深く注力して聴き入りました。世界観があるというのは、音楽を豊かに響かせてくれますね。テクニック、プロダクション、編集が卓越してるに越した事はないけど、大元の曲がものを言いますよ、やっぱり。自分が曲をつくるだけに、いつも意識してる事ではあるけど、時々一歩退いてみたくなります。そうすると、また創作意欲が湧いてくるんですよね。とにかく満を持した両バンドのライヴを観て、曲づくりに対する思いをより一層掻き立てられました

そして音楽は曲も大事だが見た目も大事。どちらも楽しいライヴでした♪
しかし観てると演りたくなりますね〜!

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2003年11月06日

生誕100年記念

ぼくは映画が大好きである。好きな映画を挙げると収拾つかなくなるので、自分でも何が何だか判らなくなったりするくらいです。最近はめっきり劇場へ足を運ぶ事が減ってしまったけど。

新旧問わず、世界には色んな名作がある。その中で我が日本の映画はどうか?

ちと古いが、ぼくが心惹かれるのは小津安二郎監督作品。勿論黒沢明もいいが、何故だか小津の世界観が好き。なんでも黒沢を見出したのは小津だという逸話も在りますね。現代も素晴らしい作家はたくさん居ますが、何となくこの二大監督へのオマージュが、やたら目立つように感じるのは気の所為でしょうか。

そして今年は小津安二郎生誕100年。確か誕生日と命日が同じ12/12!これも美学か?!各所ではそれを記念するイベントがあるようです。DVDのボックスがリリースされたり、NHK BSでも随分と作品を放映してました。

推奨作品をいちいち語るわけにはいかないけど、小津の代表作といったら、やはり「晩春 (1949)」「麦秋(1951)」そして「東京物語(1953)」でしょうか。個人的にはコミカルな「お早よう(1959)」や、岩下志麻が初々しい「秋刀魚の味(1962 遺作)」もお勧めです。全作品を通して、日常を切り取った淡々としたリズム感が何とも言えません。

劇中に流れるサントラも良い。しかしどれも主張のない地味なBGM。あくまでも見る者の感情を必要以上に刺激しない、演出の隠し味として音楽。メロがキレイなだけに、かえって際立ちを感じます。なんかそういうのって不思議。“登場人物の感情や役者の表現を助ける音楽を希望しない”という小津の言葉…う〜ん、考えさせられるな〜。

20031106_02.jpg時代を反映したファッションも素敵。出演してる役者も、如何にも紳士淑女といった装い。渋くてダンディな笠智衆佐田啓二(中井貴一の父)、そして原節子の美しいこと!そもそも小津自身が渋くてダンディ。そんなところに着目して観るのも、楽しみ方もひとつかもしれません。

改めて小津作品を見ると、その一齣々々に“古き良き時代”を感じてしまう。実際その時代がどうであったかは想像するしかないんだけど、描かれてる心情は、現代でも根は変わらないような気がします。

余談ですが、原節子さんは1962年に早々と引退した後、今でも鎌倉でひっそりと暮らしてるそうです。出来れば逢いに行って、“ありがとうございました”と感謝の意を込めて握手したいもんです…。
(詳しくはこちらで)


しかし最近のぼくは、「骨董市」だとか「江戸東京博物館」だとか、妙にレトロ憑いてるなぁ。つーか、いつの時代の人間だよ、おれ!(^^ゞ

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2003年11月05日

道具

仕事もパソコンで、しかもネットだメールだと、毎日しかも長時間触れるパソコンのキーボード、みなさんは本体買ったときについてくるものをそのまま使ってます?

実は、僕はひそやかな「キーボード好き」。キーボードはすでに単なる入力ツールではなく、例えばお気に入りの万年筆のような愛着のわく「道具」の域まで達しており、こうやって毎日、長時間触れているものとなれば当然こだわりも出てくる。

僕がどうしてもゆずれないキーボードの仕様というのがありまして、例にあげると

(1)JIS配列ではなくASCII配列でないとイヤン(旧Mac使いだった名残り)
(現在販売されているものは大抵がJIS配列・「@」の位置は絶対「2」だ!)
(2)キータッチは深く、静かに。
(3)キートップにはひらがなはいらねぇ!ローマ字入力上等!
(4)かな入力変換用などの余計なキーは一切いらねぇ!
(5)なによりその風合いが大切

今、普通にパソコン買うとついてくるキーボードは、品質的にもイマイチなものが多く、使っててどーも気に入らない。タッチはペラペラでしかも「変換」「無変換」などの往年のワープロ専用機(文豪とかあったねぇ)を思わせる細かいキーがたくさんついているので、見た目的にもイカンし押し間違えの嵐。ま、それはともかくキーボードに「風合い」を重視するほうがマイノリティだとは思うけどさ…

しかぁし!ちゃんと同好の士がいるのです!たとえばこんなサイトでは、筆記用具としてのキーボードを取り扱っており、タッチや用途にこだわった珍しい品々を取り扱っていて、眺めているだけでも楽しい!

ここでは普通に「単に押下圧が55gから45gに下がったと言うだけでなく、キーの押下後の戻りの圧力が軽減されて…」なんて会話がなされているのだ(笑)しかもキートップに文字の刻印が一切ない、こんなのっぺらぼうなキーボードまで…「エキスパートモデル」の文字が輝かしいですねぇ。もちろん、お値段も輝かしいっ!

ここの店長は大変に面白い人で、つい先日も「店長企画」としてツートンカラーにしたこんなキーボードを企画販売してました。その姿が、往年の名機「Commodor64」チックだったもんですから、そりゃ〜もう興奮しますよ!ああ!なんかオリベッティのタイプみたいっ!素敵っ!格好いいっ!と気が付けば「ご注文」ボタンが押されており…ハっと気が付けば目の前にあったりする訳で…この文章も気持ちよく書いているという次第です。流石Happy Hacking。押し心地最高。

良い道具は人を育てますよ(育つかどうかは本人次第ね)
みなさんも手元のキーボードに目をやってみては。
そこには深く、濃い世界への入り口があるのですよ…ふっふっふ。


参考文献
「そのキーは誰のため?」
http://www.ceres.dti.ne.jp/~mayo/computing/computing047.html

「週間鍵盤世界」
http://www.sixnine.net/keyboard/index.html

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2003年11月04日

プリモ

近所に“カフェテラス・プリモ”という喫茶店がある。此処は昔ながらのチープで味わいのあるレトロな純喫茶。コングロ御用達の、アキバ電気街一角にある「ウッド」にも通づる風情を持っている。勿論それぞれ違うけど、なんていうか…あやしい感じで、しかもいい意味でダメダメな雰囲気に惹かれてしまう。

お洒落な喫茶店なんて、そこかしこに氾濫し過ぎてる所為か、はっきり言ってもう面白くも何ともないと思ってしまうんですよね〜。それよりも、通ってるうちに店の主人にいつの間にか覚えられて、「毎度どうも!」本気で言われるのが乙ではないでしょうか。こういう処の「毎度どうも!」は、もはやただの挨拶だけではない気がします。

とは言ったものの、あやしい雰囲気の店に入るにはちょっと勇気が要るのです。増して地域密着型のお店だと、常連さんばかりだったりするので、何となく気が退けますよね。現にこの“プリモ”も、ソウヤが近所に来た時、たまたま立ち寄ったのが初め。それまで毎日その前を通って気になっていたのに、なかなか入れなかったのです。もう此処に越してきて9年近くなるのに…。単にぼくが人見知りで腰が退けてるだけなんですが…(^^;)

でも本当に外観はモッソリしててあやしいのです。いつも薄暗くて壁紙も黄ばんでます。古い造花とカーテン、フリマに出品されてそうな掛け時計、叩かないと出てこない煙草の販売機。そこのおばちゃんもバイトの娘も素朴でマイペース。この間モスコミュールをオーダーしたら、この店でそんなもの頼むヤツは稀らしく、「モスコミュール、モスコミュール…」と唱えながら厨房のおじさんに伝えに行きました(笑)

ところが、此処は全般的にフードが美味い!ヴォリュームもあってリーズナブル。メニュウも豊富で、セットにすると、生ビール、枝豆、サラダも付いてくる。喫茶店のフードってなんか惹かれるんだよな〜。ま、そんなわけで、最近やたら通ってるのですが、いつか“モーニング中”という看板の時間帯に、まったりと凭れていたいものです。

味わいのある行き付けの店があるって、なんかいいですよね。そういう処、1、2軒あるのって小さな幸せかもしれないな〜(笑)

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2003年11月02日

単なるノスタルジーではありません

先日、両国にある「江戸東京博物館」へ行った。開館10周年記念、そして江戸幕府400年ということで、『東京流行生活展』が開催されているので、それをじっくりと拝見してきた。

この企画、とても面白かった!「いろんなおしゃれがありました。」というキャッチフレーズ通り、明治維新以降、現代までの流行を軸にして、生活につながる様々な変化が紹介されている。

20031101.jpg展示されているのは衣食住に関するそれぞれの時代の流行り物。日本人の生活の歴史が凝縮されていて、どれを見ても興味深い物ばかりだった。単なるノスタルジーだけでは終わらないリアルな“東京”を感じる事が出来ると思う。

とりわけ、リアルタイムで経験してる流行り物については「あ〜、こういうのあったあった!」とか「こんなやついた!」と感嘆。果ては「こんなの使ってた〜!」「あちゃ〜こんな格好してたな…」と懐かしさと一抹の切なさを感じる品も。

個人的には時代ごとの電化製品に釘付けでした。当時のTV、ラヂオのデザインは最高にカワイイし、大胆で潔い。目的がはっきりしてたんですね。そしてやはり外せないのはウォークマンの1号機から現在までのモデル。飛び飛びではあるけど、どれも触れた事のある懐かしいその姿。中でも重低音を重視した“武道館”というネーミングには笑いました。更にディスクマン1号機、MDウォークマン1号機、VHS2号機のドデカイこと!レコードがはみ出るプレイヤー“フラミンゴ”も持っていた友達がいたなぁ〜(笑)

その他にも面白いものがたくさん。大正ロマンを彷佛とさせるファッション/戦後東京のカラー写真/花柄のポット、ジャー、米びつ/ローラー、竹の子族と巨大なラジカセ/スバル360にホンダ・モトコンポ……と、挙げたらきりがない。

とにかくこれは本当にお勧めですよ。老若男女問わず楽しめるんじゃないでしょうか?外国人や、着物姿、大正モダンガールに扮した方もチラホラで、雰囲気もよかったです(たまたまだと思うけど)。11/16(日)まで開催されているのでお早めにどうぞ。普段の閉館はちょっと早いけど、木・金は20時までやってるらしいですよ。

しかし常設はいつも暇らしいです…トホホ。

2003年11月01日

朋友POP RAD

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朋友POP RADIOのベース・きたっぱら(本名:北原崇志)の結婚披露宴に行ってきた。

挙式から呼ばれていたので、慣れないネクタイ姿で駆け付けると、すでに知った顔ぶれの姿が!しかもみんな正装!見慣れないので笑ってしまうなぁ。

しかし、衣裳ひとつで人の印象って随分変わるものだ。Drum UETCHなんて「同伴」前のホスト(池袋でNo.3くらいの)そのもの。かくいう僕も濃茶のスウェードのジャケットにチノパン、タイ姿で行ったら、某BIG PINKのドラムもんち姐さんに「そーやさん、教授みたーい!」と言われてしまった。確かに、本日のファッションテーマは「社会科の先生」なのではずれちゃいないが。

チャペルで花を巻き散らし、賛美歌を唄い、婚礼料理に舌鼓を打ち、二次会ではPOP RADIOのサプライズなライブまで聴かせてもらい、非常に満腹な一日だった。二次会が終わった後、POP RADIOのVo&G白坂君と、しみじみと色んな事を思い返した瞬間が、今日の出来事を一番語っているような気がした。

お嫁さんのトモコさんはとっても良い笑顔で、それが一番だと思った。
どうぞお幸せに!

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