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2004年02月19日

また映画ネタですみません。

映画「アドルフの画集」を観ました(こんなレヴュ−も)。このタイトルから察する通り、あのアドルフ・ヒトラーが画家を志していた、若き時代を描いたドラマです。これ結構胸にきます。後からもじわじわくる映画でした。

原題名は「MAX」。実際の内容は、マックス・ロスマン(架空?)という画商と、30歳の食えない画家ヒトラーとの逸話から、その関係の皮肉な結末まで。だから主人公はあくまでも画商マックス。でもやっぱり“無名時代のヒトラー”という設定に、悪魔的な吸引力を感じてしまいます。

20040219_02.jpg画家として認められないまま、悶々と過ごすヒトラー。その鬱屈した苦悩ともどかしさに、危なげな共感を覚えてしまうのです。身につまされます。かつてぼくにも、美大へ進学するまでに、2年の浪人時代がありました。その時の焦燥感を思い起こしちゃうんです。そういう時期って、何か答えを欲するのか、妙に頭でっかちになりがちなんですよね〜。ヒトラーの場合、そんな挫折の鉾先を時代に刺して、あんな怪物になっちゃったのでしょうか?
…おっと、ちと話しが重いぞ〜(^^ゞ

劇中に「私は新たな前衛家だぞ! 政治自体が新しいアートだ!」と、演説のシーンがあります。これが本人の肉声と、その勢いにそっくりなので、なかなか迫力もので、見どころのひとつだと思います。そういえば、遠い友人が“ヒトラーの演説集”なるレコードを持っていたのを思い出しました。今思うと、そのレコードすっごい欲しい!でも何処を捜せばいいのか、ちょっと見当付かないのです。誰か情報を下さいませ!

しかし、この映画で気になるのは、フィックションと事実の度合い。皮肉な結末故に、想像が膨らんでしまいます。そして残念なのは英語だった事。ドイツ語だったら、もっと深みが増したんじゃないかしら?

そしてやっぱりお約束の“男と女”のシーン。これが結構吹き出します。マックス演じるジョン・キューザックが二枚目なだけに、愛人との会話がハマり過ぎてて、まるで'80年代ドラマさながら。
「私の上にも  私の下にも  私の中にも…。」
グラスを触りながら、愛人が放つこの台詞サイコ−です!
そしてマックスの台詞は…いや、それは観てのお楽しみ、としておきましょう(笑)

果たしてこの映画、誰しもが持ち合わせる闇を、等身大に訴えかけてるような気がします。監督はスピルバーグ作品の脚本で知られるメノ・メイエス。これが彼の一番の傑作という声も?

余談ですが、今回の劇場はテアトル・タイムズスクエア。御存知、新宿タカシマヤの12F。此処、大変良いですよ。劇場目当てで映画を観に行ってみても?

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2004年02月18日

パームシリーズ

1983年より続く一つのマンガがある。伸たまきという女性が描いた「パームシリーズ」。

これをマンガと侮ってはいけない!
大学生の時、とある女性からこの作品を読むことを強く強く勧められ(その時点ですでに20巻を超えていたが全部貸してくれた)読み始めたとたん、伸たまきの魔法にかかってしまった。絵柄がとても好み。何にも似てないタッチ。

内容は、ジェームス・ブライアンという天性の才能をもつ男を中心にうずまく様々な出来事を綴った「一大叙事詩」なんだけど、その濃密さといったらもう…しかも作者の伸たまき(現在は獣木野生と改名)はこの作品をライフワークとしてとらえ、なんと2021年パームシリーズ終了までの生涯スケジュールが完成しているほど。一つの作品に人生のすべてを傾ける情熱はすごいもんです。ご存知ない方はぜひご一読を。


パームシリーズ公式サイト「BIGCAT STUDIO」
http://www.magiccity.ne.jp/~bigcat/index2.html

オマケですが、このサイトの中にある「ライフナンバー占い」が当りすぎて笑っちゃうほどでしたのでご紹介します。ちなみに僕はナンバー「2」でした。二つの顔を持ち社交かで優柔不断、しかも大柄で太目の人が多いとまで言い当てられると、少し恐いくらい…でも生年月日から算出するこの方法、ってことは同日に生まれた輩はみな同じ運命を持つのか!?と、あまり深く考えないで遊んでください。
http://www.magiccity.ne.jp/~bigcat/life/life.html

2004年02月17日

ここんとこ

公私ともに忙しくって(時間的にはそうでもないんだけど要素が多くて)ややオーバーロード気味のワタクシであります。

僕が滞ると、すなわちそれはこのサイトの更新の滞りに繋がるとゆーこのオソロシサ!すみません、宿題たっくさん溜まってます。メンバーの視線が恐いです。ふるふる(生まれたての小鹿のような震え)

さておき

最近、ピアノの音色に心動かされます。
自分でも、もうちょっと弾けるようになりたいなと思ってます。
一度、誰の力も借りずに、自分ひとりだけでステージに立ってみたらどうなるんだろうと考えます。振り返ってみると、僕は今まで自分ひとりでやったことはない。いつも心強い誰かが居て、そして僕がいる、という感じでした。

また、ここらで一丁ブレイクスルーしたい。

一度、ひとりでやってみるか!?

やるなら…ピアノだ。

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2004年02月09日

生真面目イタリアン

20040209_01.jpgまたホテルニューオータニへ行きました。今回はれっきとしたビジネス。簡単に言えば、ネクタイのインポート生地の買い付けです。伊太利メーカーが、シーズン毎に営業で来日する際、彼等が滞在してるホテルへ出向くわけです。これは結構面白くて、今後流行るであろう、色柄の傾向や、新しい素材やテクニック等を、窺い知る事が出来るのです。

20040209_02.jpgそれと同時に、陽気な伊太利人とのライト・トークが楽しいのですよ♪
が、しかし、今回担当の伊太利人たら、ものっすごいマジメ!挨拶も名刺交換も、ちぃ〜さい声で囁くように「…ナイスチュミチュ」。あんたは仏蘭西人かい!拍子抜けするじゃないか。早朝から、いっぱいいっぱいに元気良く「ぼんじょ〜るの〜♪」と挨拶してる、日本人の身にもなって下さいよ〜。

その後、そそくさとビジネスの話しになり、コストやデリバリーの交渉。固いな〜、分ってないな〜。それとは対照的に、新柄の綺麗で華やかだったこと。陰気で頑な伊太利人てどうよ?!(苦笑)

しかし、伊太利人皆が陽気で明るいわけじゃないですよね。女性に声をかけられない、無口で内気なラテン系も居るだろうし。我々日本人も、諸外国のイメージにある程、特に礼儀正しくもないし、フジヤマ、ゲイシャでもない。増して、侍魂なんて、この現代ではちょっと考え難いかもしれません。
ステレオタイプから生じる事実との差って、面白いですね。

でも、期せずして、イメージそのまんまを目の当たりにすると、そこはかとなく嬉しくなるのは何故でしょうか?(笑)

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2004年02月04日

もうひとつの…

1/12で紹介した、2本立てのオムニバス映画「10 MINUTES OLDER 」ですが、もう1本の「イデアの森」も観てきました。

20040204_03.jpgやっぱり思った通り面白かったです。先に観た「人生のメビウス」よりも、ややヨーロピアン感覚の作品が多かったかな。皮肉ぽかったり、理屈ぽかったり、微妙な曖昧さが散りばめられてる表現に、ニヤリとしていまします。作品によっては適当にこなしてるのもあったりして、それも含めてそれぞれの監督らしいかなと。(苦笑)

作品毎に色んな受け止め方があるけど、なんといっても、ジャン=リュック・ゴダールの作品「時間の闇の中で」はやっぱり洗練されてますね。相変わらずとんがってるけど、クオリティ、センス、メッセージ、編集に長けています。簡潔で唐突で目が離せません。公式サイトには“15人の監督人気投票”なんてのがありましたが、案の定ゴダールが1位。納得すると同時に、ちょっと作為的なものも感じてしまいますが。

あとは自分が御贔屓にしいてる監督の作品には、やはり注力して観てしまう。しかし、本来は先入観のない視点で観たいもんです。そういう意味は、フォルカー・シュレンドルフクレール・ドゥニは肩透かしに思えた。逆にマイク・フィギスマイケル・ラドファードには、思いのほか、かなり琴線を弾かれたのだ。こんなふうに色んな気持ちにスイッチ出来るのも、この映画ならではではないかな。

20040204_02.jpg映画というのは一種の体験みたいなもんだから、どうせだったらいっぺんに色々観たいと、ぼくは思ってしまう。でもそれは如何せん無理な話し。学生時代に、映像ビリアムのいくつかのモニタに、同時に映画を流してみた事があったけど、やっぱり同時には観れなかったのね〜。当たり前だけど。だからこの「10 MINUTES OLDER 」はぼくにってこの上ない嬉しい企画だったのですよ。もっとこの手のタイプの映画をつくってくれないかしら?でもしょっ中やってたら、ケレン味いっぱいになってしまうかな。それに、ただつくればいいってもんじゃない。寄せ集めるだけじゃ本末転倒ですよね。ものにも因るけど、コンセプトってやっぱり大事なのね〜

ところでこの日はレディス・デイでした。なので女性のみ\1000。どうりで女性が多かったわけです。是非ともメンズ・デイもつくって下さいよ〜
そして映画を観てる間、ツボにはまる台詞、表情、ワン・シーンが出る度に、いちいち吹き出してしまうんだけど、それはぼくだけ?来場者は皆お上品で、真面目に観てるんですね。でも多分、笑いを堪えてる方も、もう1人くらいは居たと思うんだけどな〜。(笑)

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2004年02月03日

太鼓映画

スカパーのFOXチャンネルでやっている、ブラックコメディ・スケッチショウ(コント)番組の「マッドTV!」が大好きで大好きで録画してまで観ているんですが(製作総指揮がクインシージョーンズだったりして、音楽ネタが豊富でとっても面白いっす!)、FOX映画のCMでいきなり面白そうなものを発見!「ドラムライン」というタイトルの、いわゆる青春マーチングバンド物語…なんだそれは?

予告編が始まって、いきなりアドレナリンがダダ漏れしそうな超絶テクのドラムソロの応酬!そして美しすぎるマーチング!小学生の頃、ブラスバンド部の大太鼓担当だったワタクシとしましては、懐かしさと共にそのクオリティのものすごさに腰が抜けました。ドラムを主役にした映画ってあまりないよね。嵐を呼ぶ男?

これは面白そうだ!絶対観るぞ!と意気込んでいると、試写会の応募のテロップが。こういう抽選モノにはとんと運の無い人生だったんですが、まぁとりあえず応募してみようと公式サイトからエントリーしたところ、これが当たったんですよ試写会!

んで、行ってきました千代田区公民館。ちゃんとした音響設備じゃなかったので、音がちょいと物足りなかったけど、才能ある若者の野望、恋、挫折、友情、そして勝利!と王道路線のストーリーで安心して楽しめました。もちろん、ドラムソロやマーチング合戦のシーンではもう大興奮!お勧めです本当に。

こうやってFOXのたくらみに、キレイにハマる僕は素直でよろしい。

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