でびが来た!(本物)

行ってきました、DAVID SYLVIANの来日公演。
「a fire in the forest」と題されたこのツアー、新作「blemish」を引っさげて、極端にミニマムな編成で行われました。アルバム自体がほぼアカペラに近いアプローチなんだけど、その雰囲気のまんまのライヴでした。
ほぼ“PCで流してるオケに生で歌ってる”状態で、一瞬おいおいと突つきたくなったけど、今やこういう演り方も当たり前。中盤からはアコギによる弾き語りも混ざり、これは非常に素晴らしくて、筆舌に尽くし難いステージでした。いずれもその歌声がすごい。一瞬、やる気無さそうなんだけど、唯一無二のヴォーカル・スタイルですねこれは。伝えるとか乗るとかじゃなくて、完全に世界をつくっちゃう感じ。陰気さと憂鬱さまでが心地良いのは、この人だけなんじゃないでしょうか?しかもノイズに近いサウンド・コラージュにアカペラで、よく音程と拍子をとれるもんだと感嘆。でびちゃん、ちゃんとやってるんですね。
ツアーにはJAPAN時代から活動を共にしている、実弟STEVE JANSENも同行。てっきり、彼のドラムなりパーカッションなりを体感出来るのかと思いきや、やはりプログラミングとパッドを叩いて、ポカスカやってるではありませんか。その姿ったら、ちょいマヌケで可笑しかったです。
でも、あのSTEVEまでが居る中で、JAPAN時代の1曲も演っていたりして、ドキッとしたり。弾き語りだから、既存の好きな曲もミニマムなアレンジになってるので、余計に染み渡りました。変わらないのはやっぱりその声の誘引力。でびはまさしく“声のミュージシャン”なんですね。
そういえば、客席には何やらちょいモードなオヤジが。その人、高橋幸宏ではありあせんか!(夢かもしれないけど)あまりに細くて小柄だったけど、黒づくめであんなハンチングの被り方はただ者じゃないです。オーラもビシバシ出てました。一番弟子STEVEが来るなら駆け付けるのも当たり前?それとも今暇なのか?(おい!)ライヴ後は楽屋で“Well,well,well !”なんてっやってたのでしょうか。(笑)
と、思えば、今回のツアー編成って、SKETCH SHOWに近くないですか?!そ、そんなショボイのは勘弁して〜♪(笑)
一貫して神懸かったようなでびのステージでしたが、流石にいい歳なんですね。遠目からはちょっとおばさんのようなシルエットだったりして、しゅんとしてしまったり。“耽美派”なんて言われてた面影は皆無だったけど、シブかったなぁ〜。そして、再びあの声に、暫く取り憑かれそうです。










