更にもっと使ってみたいギター
コングロは只今録音に勤しんでおります。やり始めると結構ハマってます。
そこで、ストラト同様、活躍してるギターがもう1本。
ギブソン ES-355TDV 1968
主に女性Voのバンドで重宝していたこの355。最近ではほとんど登場する機会が無い。曲によって使い分けたいけど、コングロの音を平均的に担うには、ちょい限界があるかもしれない。特に現在のコングロの音にはシブ過ぎちゃうかな。そんなわけで、ほとんどアンティーク家具のように、部屋にディスプレイされてるのが日常の姿。でも、これも楽器として生まれたからには、使ってあげなきゃ可哀相ですよね。
そこで大いに活躍出来るのがレコーディング。厚めの音や柔らかいトーンが欲しい時は、このセミアコが出番じゃないかと。今、実際これで録ってますが、結構使えます。太めのクリーン・カッティングはセミアコならではだし、歪みもシブく暴れてます。上品に枯れてるけど、単音自体はデカイので、その密度を駆使出来たら効果的かもしれない。
この355、入手は1997年12月。仕事でNYに出張した際、衝動買いしました。今考えるととんでもない買物です。当時のレートはだいたい1$=¥130。帰国してからその大変なプライスにちょい後悔したのは言うまでもありません。でも355は数が少なく日本では選べるほど輸入されてなかったので、ゴロゴロ見付けた時は飛びつきました。
同じセミアコでも335ではなく355を選んだのには理由があります。
まずアームが標準装備。6段階ロー・カットのヴァリトーン・スイッチ。エボニー指板にフレットレ・スワンダー。そして豪華なルックス。レス・ポールで言えばカスタムの位地に値する仕様。ラージヘッドにスプリット・ダイアモンド・インレイ、ブロック・ポジション、5重のバインディング。ただオール・ゴールド・ハードウェアはケバケバしいけど。
しかも現行品にはラインナップされておらず、ヴィンテージを探すしかなかった。(現在は極少量ながら受注生産してるらしい?)
そしてショップの幾つかの355のうち“こいつ”が決め手になったのはモノラル仕様だった事。当時その仕様で発注されたのか、後に改造されたのか、定かではありません。通常の355はヴァリトーン付きの場合はステレオ・アウトが標準。この場合2本に分かれた特殊なシールドが必要。そんなの面倒くさい。おまけにピック・アップをセンター・ミックスにすると、カリカリな音になっちゃう。ちゃんとした音でセンターも使いたい。だったら335でいーじゃん!なんて言わないでね。(^^;
(そういえばキースが最近また使い出した355はヴァリトーン無しのモノラルですね。)
因みに355の後に付くTDVは、本来TDSVとなる。Tはシンライン、Dはデュアル(2つ)・ピックアップ、Sはステレオ、Vはヴァリトーン、となるわけです。
あ…マニアックな話しで済みません。勿論受け売りです。(^w^)
でもなかなか良いギターです。程よく枯れた音、構えた時のフィット感、グリップのヴァイブレーション、ルックス。音は335と同じと思いきや、やや芯がある感じです。ヴァリトーン回路を通してる事と、重いパーツが使われてる所為でしょうか?実際セミアコのくせにかなり重いんです。ギターは重い方が良い音するんだけど肩凝りますよ。
難を言えばロー・ポジのグリップがかなり細い事。60年代後半の特徴なんですけどね。そしてピック・ガードが永年の風化で割れた事。今は外してありますが、基本的には付けていたい。なるべくオリジナルに近い状態が好ましいのです。
と、長々と、単なるマニアの戯言になってしまいましたが、こいつからも呼ぶ声がしてきたんで、ちゃんと紹介しとこうかなと。久々に弾いたらやっぱ本物でした。可愛気はたっぷりありますが、ライヴで使うのはちとこわい気もします。でもぼくにとっては切り札みたな存在かもしれません。だからこそ録音では発揮したい。それはまず“弾く人の能力次第”ですよね…!共に頑張って良い音出していきましょう♪












それはライヴではあまり使う事の無いフェンダー・アメリカン・スタンダード・ストラトキャスター(プロフィールの使用楽器紹介でもどうぞ♪)。何となく総ての保険として購入してから早9年。1995年製だから楽器としては10年目。その間の使用頻度は少ない。ことライヴでは、そのスポットライトに当てた事が数える程しかない。なんかそれじゃ勿体無いじゃないですか。使ってあげないと楽器として可哀相ですよねぇ。
このアメリカン・スタンダードのストラト、クセのないスタイルとサウンドだけど、ちょいと大雑把なつくりだと思う。パーツはわりと高性能で、ジェフ・ベック・モデルでも採用されてるトレモロ・ユニットがマウント。アーミングが滑らかで可変率が深いけど、チューニングも狂いにくい。スモール・ヘッドのストリング・リテイナーは2つ。フラットポールピースのピックアップ。フレットは大きめ。トーンをフルにすると、回路がスルーになるという(?)TBXサーキットが搭載されている。
SOUYAから薦められ、ダビングして貰ったミュージカル映画。
黒澤明といえば説明不要な映画監督の巨匠、“世界のクロサワ”。彼が映画制作のために描いた、絵コンテのコレクションですが、単体の絵画としてどれも素晴らしい。一時は画家を志していただけあって、その絵心の深さに感激します。ぼくにとって、ここ数年見た絵の中では、一番素敵だと思えるものでした。
ぼくは絵を描くのが大好きだったのに、大学を出てから絵らしい絵を描かなくなり、見る機会も減ってしまった。なんとなく、仕事の一部になってしまったせいか、単純に楽しんで描く状況をつくれないでいたりします。でも今回の黒澤明の絵を見て、何故か、何かを描きたい、という衝動がふつふつと湧いてくるのが不思議でした。暫く筆を持ってない手が、もうそろそろ退屈になってるのでしょうか。そのせいか、絵コンテを一枚一枚見る毎に、あたかも自分がそれを描くような感触で見入ってました。